奈良県5市町様人事給与・庶務管理クラウドシステムの共同利用

奈良県内５市町様（葛城市・王寺町・上牧町・広陵町・河合町：全体人口約１３万人）では、ＩＴコストの抑制と職員様の負担軽減、業務継続性の確保などを図る目的で、共同利用によるクラウド型人事給与・庶務管理システムをご導入いただきました。
共同利用によるクラウド型サービスを利用することにより、初期投資や保守・運用コストを低減しつつ、最新のクラウド技術を使用する事によりセキュリティや業務継続性の強化を実現しています。

システム概要

人事給与システム・庶務管理システムは全国に多数導入実績のある『Bestside (※)』パッケージシステムを使用しました。本システムは人事給与業務にて発生する各団体様の独自計算や独自運用に対して、システムパラメータ設定により対応できる機能を有しており、個別運用に対応した状態でご利用いただいています。

庶務管理システムにおいては、５市町様全体で給与明細の電子配信機能（紙印刷との併用も可能）をご利用いただき、給与明細作成事務の効率化を実現されました。また、勤怠管理機能、各種申請機能により、勤務実績の自動連携、申請業務の電子化等、事務の大幅な効率化が可能になりました。

※人事給与・庶務管理システム「Bestside」は、株式会社　アイシーエスの製品です。

導入における効果

お客様の声

クラウド型のシステム導入を決められた理由は何でしょうか

奈良県内では、平成22年に「奈良県基幹システム共同化検討会」が発足し、県内7市町で基幹システムがクラウドで共同利用されています。そんな中、基幹業務以外の個々のシステムも共同化しようという流れがありました。
人事給与・庶務管理システムも、システムの更改時期に合わせて5市町での共同利用を検討すると共に、時代の流れであるクラウド型サービスを導入しようということになったのです。
そんな中、松阪電子計算センターさんにてクラウドでの提案をいただき、機能面等で我々の要望をもっとも満たしていた御社を選定させていただきました。また費用を抑えてくださったのも選定理由の重要なポイントでした。

どのようなメリット・効果を見込まれていましたか

まず第一にコストダウンです。
パッケージシステムをクラウドで共同利用することにより、導入時や保守にかかるコストの軽減を見込んでいました。
さらに、クラウド型サービスを導入することによる職員の負担軽減、5市町で共同利用するために運用形態の標準化・効率化ができると考えていました。

コストダウンは実現されましたか

コストダウンについては目標額を達成することができました。法改正等に伴うシステム改修費用がほとんどのケースで使用料に含まれるのも助かりました。

その他、どのような効果があったと感じられますか

5団体で導入に関する協議を重ねることで、運用の効率化や不要な帳票の見直しができ、全体的な事務改善に繋がったと感じています。
クラウド型サービスの為、サーバの管理から解放されたのも大きなメリットでした。
給与明細を電子データで配信できるようになり、便利になりましたし、職員の反応も概ね良好で、違和感なく使えています。

提案～導入に際して、弊社の対応はいかがでしたか

短期間での導入だったにもかかわらず、正確なデータ移行・システム構築をしてもらったので大変助かりました。こちらの要望にも真摯に耳を傾けて対応してもらっていると感じています。

今後の展望、弊社へのご要望はございますか

自治体システムのクラウド化の流れは、今後も止まることはないと考えます。
松阪電子計算センターさんとは誠心誠意お互いに歩み寄って、よりよいシステムを実現していきたいと考えていますし、これまで対応していただいてきた中で、その点は大丈夫だと感じています。
今後もより一層のクラウドサービスの充実を期待しています。

お客様プロフィール

葛城市様

王寺町様

上牧町様

広陵町様

河合町様